イメージで物事を捉えてないですか?

ボディメイクにおけるよくある間違えたイメージ

こんにちは、上ポンです。

こういう職業をしていると、勝手な偏見を持たれることがあります。
例えば、「毎日ササミとブロッコリー食べてそう」とか「シュッとした人のほうが好きそう」みたいなことです。

あと3,000万個くらいありますが、全部あげると論文くらい長くなるので割愛します。

イメージで物事を捉えてないですか?

イメージで物事を捉えてないですか?

さて、本題です。

冒頭でも書いた通り、結構な確率で「トレーナーだからこうでしょ!」みたいな偏見を持たれます。
もちろん合っているものもありますが、90%くらいは間違っています。

ということで今回は、『イメージで物事を捉えないことの大切さ』というテーマで解説していきます。
このイメージで物事を捉えないことは、ボディメイクはもちろん、人生においても大切なことなので、ぜひ最後までご覧ください。

間違えたイメージ①:プロテインはトレーニーが飲むもの

最近は少なくなってきましたが、いまだに『プロテインはトレーニングをしている人だけが飲むもの』というイメージが強いです。
同じように、『プロテインはトレーニングした日だけ飲むもの』というイメージを持っている人も多いですね。

このブログの読者さんはボディメイクIQが高いのでご存知だと思いますが、プロテインはあくまでタンパク質であって、筋肉合成剤ではありません。

もちろん、筋トレ前後に飲むと筋肉はつきやすくなりますけどね!

上ポン

トレーニングしない人やトレーニングしない日に飲んだとしても、筋肉ゴリゴリにはなりませんし、プロテインが原因で太るということはまずありえません。

全くトレーニングしていない人の場合は『体重×1.2g』、トレーニングをされている場合は『体重×1.5g』のタンパク質の摂取が最低限必要です。
女性がこのラインを3回の食事だけでクリアするのはなかなか難しいので、やはり「プロテインは必須」と言えるでしょう。

繰り返しですが、プロテインはトレーニーだけが飲むものではありません。
むしろ、健康や綺麗になりたい方は全員が飲むべきです。

【永久保存版】プロテインの最強の飲み方【永久保存版】プロテインの最強の飲み方

間違えたイメージ②:痩せるために筋トレは必須

トレーナーがこれを言うのはちょっとビックリかもしれませんが、事実なのでお伝えしておきます。

痩せるために筋トレは必ずしも必要ではありません。
大事なのは、食生活を中心とした生活習慣です。

これはトレーナーがあまり言わない真実ですね!

上ポン

ただ、「引き締まった体にしたい」とか「代謝を上げたい」といった場合は、筋トレが必須です。
これもまた、揺るぎない事実です。

確かに筋肉がついたほうが代謝が上がるので、結果的に痩せやすくはなります。
それでも食生活が荒れていると痩せないので、やはり気をつけるべきは食習慣です。

痩せるという点でいうと、筋トレはあくまでスパイスということを頭に入れておきましょう。
あくまでも、メイン料理は食事ですからね。

運動だけで痩せるのか?運動だけで痩せるのが難しいたった1つの理由

間違えたイメージ③:野菜や果物は体に良い

過去の研究を見ても、野菜や果物が体に良いことは実証済みです。
これは今のところ、反論の余地がないでしょう。

ただこれも、食べすぎやものによっては体に悪影響を及ぼします。

ここでちょっと質問です。
以下の食品の中で体に良いものと体に悪いものを分けてみてください。

体に良さそうな食品たち
・豆腐や大豆
・ブロッコリー
・アボカド
・ニンジン
・ノンオイルドレッシング
・フルーツジュースやドライフルーツ
・全粒粉パンや全粒粉パスタ

さて、どうでしょうか?
分かりやすいように、上4つを体に良いもの、下3つを実は体に悪い影響を及ぼすものにしました。

これが一瞬で分かった方は超優秀ですが、きっとほとんどの方が分からなかったと思います。

でもそれは悪いことではありません。
私を含め、知らないことがあるのは当然なので、勉強していけば良いだけです。

野菜や果物でもモノによっては体に悪影響が出ること、そもそも三大栄養素が摂れていないと意味がないことは今一度頭に入れておきましょう。

野菜は生で食べるべきか?野菜は生で食べるべきか?

間違えたイメージ④:卵の食べすぎは良くない

これは過去のブログでも書きましたが、卵の食べすぎが体に良くないと思っている方はいまだに多いです。
もちろん、1日10個とか食べていれば、流石の私も「それはやめましょう!」とお伝えしますが、せいぜい1日3個くらいだと思います。

であれば全く気にする必要はなく、むしろそれ以外の食事(特に脂質)を気にするべきです。

注意
コレステロール値が高くお医者さんから注意されている方は、指示の範囲内で食べるようにしてください。

私はローファットダイエット中でも、1日3個は卵を食べます。
それでもしっかり痩せられるので、コレステロールを気にするなら他の食品に気をつけたほうが良さそうです。

やっぱり卵は最強のダイエット食材だった…やっぱり卵は最強のダイエット食材だった…

間違えたイメージ⑤:カロリーを削れば痩せられる

痩せるためには、摂取カロリーが消費カロリーよりも少ない状態を作らないといけない。
きっと多くの方が「うん、そりゃそうでしょ!」と思っていますよね。

ただ残念ながら、これは半分正解で半分不正解です。

というのも、体重が落ちるかどうかはカロリーだけでなく、ストレスや水分量など複数の物事が絡み合っているから。

もし「カロリーを削れば痩せる」と仮定すれば、私はローファットダイエット中に4kgくらい落ちていたはずです。(※800kcal/1日削っていた計算)

もちろん落ちていませんでした!

上ポン

特に女性の場合は、もともと摂取できるカロリーがそこまで多くないので、削りすぎると代謝が悪くなってしまうだけです。
1日に落とすとしたら、300kcalまでに留めましょう。

カロリー計算の罠カロリー計算の罠 厳格なカロリー制限が必要ない理由厳格なカロリー制限が必要ない理由

今日のおまけ

今日のおまけ

ブログを書きながら、改めて「イメージで判断しないようにしよう」と思いました。
視野を狭くしないように気をつけよう。

では、また。

参考文献
https://www.nature.com/articles/s43016-021-00381-y
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6066923/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31889199/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4578962/

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