トレーニングの原理原則

トレーニングの原理原則

こんにちは、上ポンです。

新しいモーニングルーティンを取り入れてみた。
効果があったらシェアしよう。

トレーニングの原理原則

トレーニングの原理原則

さて、本題です。

タイトルから想像できると思いますが、今日はトレーニングの原理原則についてです。
めちゃめちゃ基本ですが、めちゃめちゃ大事なので、必ずチェックしてください。

これを頭に入れておくかどうかで、トレーニングの質がありえないほど変わってきますよ。

トレーニングの3原理

まずは、トレーニングの3原理から見ていきましょう。

1.過負荷の原理

日常生活以上の負荷をカラダに与えなければ、トレーニングの効果は現れません。
これを「過負荷の原理(オーバーロード)」といいます。

トレーニングをしても、いつも同じ負荷でやっているだけでは、効果が現れにくくなります。
これは当たり前で、カラダが刺激に慣れてしまうからですね。

ここで1つ質問です。
日頃から運動量が多く、階段の上り下りを繰り返す配達員などは、どんどん痩せていくと思いますか?

結論、そんなことはないですよね。

すでにその刺激に慣れてしまっていると、身体は変わりません。
カラダに変化を出すためには、常に負荷を高めていくことが必要です。

2.可逆性の原理

トレーニングを行って高めた体力や筋量も、トレーニングを止めてしまえば元のレベルに戻ってしまいます。
これを「可逆性の原理」と言います。

体力や体型を維持するためには、やっぱりトレーニングを継続していく必要があるんですね。

3.特異性の原理

トレーニングはやり方(負荷設定など)によって、効果がガラッと変わります。
これを「特異性の原則」と言います。

筋力を高めたいのに筋持久力を高めるやり方をしていては、求める成果は現れませんよね。
どんな目的であれ、目的に合った正しいやり方を行う必要があります。

トレーニングの5原則

次は、トレーニングの5原則についてです。

1.漸進性の原則

筋肉を増やしていくためには、同じ負荷でずっと続けるのではなく、徐々に負荷を高めていくことが必要です。
これを「漸進性の原則」といいます。

この原則のポイントは、“徐々に”という点です。

例えば、負荷を急激に高めてしまうとどうなるでしょう?
急激に筋力が向上するかといえば、そんなことはありません。

むしろ、筋肉や関節を痛めたり、効果が減少してしまう原因になります。
だからこそ、“徐々に”負荷を増やしていくことが、トレーニング効果を引き出すための重要なポイントとなるわけです。

2.全面性の原則

筋トレをする上で、鍛えたい場所や好きな部位、好きなエクササイズってありますよね。
ただ、偏ったトレーニングメニューは、ボディバランスの崩れやケガの原因につながる場合があります。

これは、見た目だけではなく、競技スポーツのパフォーマンスにおいても同じです。

例えば、サッカー選手がプレー中の大半は足しか使わないからといって、上半身のトレーニングを疎かにしても良いと思いますか?
そんなことはないですよね。

動作中は実際に動いている部分以外でも姿勢を保ちカラダを安定させるため、無意識的に力を発揮している部分が存在します。
そのため、気になる部分だけでなく、全体的にトレーニングを行うことで気になる部分のトレーニング効果も高まるわけです。

長くなりましたが、これを「全面性の原則」と言います。

そして、これは筋力だけに限ったことではありません。
いろいろなトレーニングを行い、持久力や柔軟性など、他の能力も伸ばすようにすることが重要です。

3.意識性の原則

そのトレーニングがどんな意味を持っているかを理解すると、トレーニング効果が高まります。

それを行うことでどんな能力が向上するのか、どこが鍛えられるのかしっかり理解した上で取り組んだほうが効果は現れやすいです。

例えば、筋トレで鍛える筋肉を意識することも「意識性の原則」の1つ。
なぜそのトレーニングを行うのかをしっかり意識し、メニューの組み立てやトレーニングを実施しましょう。

4.個別性の原則

身体は個人によって違いがあり、性別・年齢・身体組成・体力など、すべてが同じという人は1人としていません。
そのため、トレーニングも個人に合わせた選択をする必要があります。

目的に合わせて個人に合ったトレーニングや負荷設定を行わないと、効果が現れにくくなるんですね。
そして、これを「個別性の原則」といいます。

例えば、トッププロアスリートが行っているトレーニングだからといって、すべての人に効果があるわけではないですよね。
これが個別性で、その人にあったトレーニングをする必要があるわけです。

5.反復性の原則

トレーニング効果を出すためには、どんなに優れたトレーニングでも、数回やっただけでは効果は現れません。
反復して継続することで、はじめて効果が現れます。

これは当たり前で、トレーニングは1日にしてならずです。
そして、これを「反復性の原則」といいます。

負荷を高めながらトレーニングを継続していくことで、効果が高まっていきます。
やっぱり継続は大事ですね。

原理と原則の違い

最後に、「原理」と「原則」の違いについて話しておきます。
辞書で調べた文言を貼っておきます。

原理とは

「自然科学においては、ある理論体系の基礎になっている法則および命題のこと」

なんだかちょっと難しいですね。

原則とは

「人間の社会的活動の中で、多くの場合にあてはまる基本的な規則や法則のこと」

こっちもちょっと難しげですね。

つまり、トレーニングの“原理”はカラダに起こる現象のことを指し、トレーニングの“原則”は効果を出す上で守るべき法則(行動規則)のことを指しているということです。

カラダに起こる反応について知り、理解する。
そして、法則を守りながらトレーニングを行うことで、その効果をさらに高めることができますよ。

今日のおまけ

今日のおまけ

明日も早起きしよう。

では、また。

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