【重要】筋トレ後のお酒はOKなのか問題を徹底解説

【重要】筋トレ後のお酒はOKなのか問題を徹底解説

こんにちは、上原です。

昨日のフットサルのせいか、それとも筋トレのせいか、体の節々が痛いです。
ストレッチでだいぶほぐれましたが、やっぱり普段しない運動をするとこうなりますよね…

筋トレ後のお酒はOKなのか問題

筋トレ後のお酒はOKなのか問題

さて、本題です。

最近ビックリするくらい立て続けに、お客様から「筋トレとお酒」に関しての質問をいただきました。

話してて思ったのは、「これ意外と知らない人が多いんだな…」ということ。
そこで今回は、「筋トレ後のお酒」というテーマで解説していきます。

筋トレ後のお酒はNG

結論から言うと、筋トレ後のお酒はNGです。

張り切ってディズニーに行ったら休園日だったくらい信じがたい方もいると思いますが、根拠となるデータをいくつか紹介しますね。

タンパク質代謝が悪くなる

パレルモ大学などのメタ分析によると、アルコールはタンパク質合成を抑制する働きがあるとのことで、全体として、タンパク質の代謝が悪化することが分かっています。

これだけでも筋肉の成長には良くないわけですが、さらにデータを見てみると、アルコールはII型筋線維(最も成長しやすい筋繊維)のタンパク質合成を30%も減らしていたんです。

これだけ見ても、アルコールが筋トレに良くないのが分かりますよね。

ホルモンバランスが崩れる

さらに、アルコールは成長ホルモンと黄体ホルモンの両方への悪影響が大きいことが分かっています。

どちらも筋肉の発達に大事なホルモンですが、特に成長ホルモンは脂肪を燃やす働きもあるので、ダイエットに不向きと言えます。

また、酒はストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を増やすので、これも脂肪がつく原因になるんですね。

腸内環境が悪化する

「ダイエットにおいて腸内環境が大事」ってことは、もはや常識だと思いますが、アルコールは腸内環境を悪化されることが分かっているんです。

これは、ホーエンハイム大学などの研究で、「アルコールには毒性の強いバクテリアを腸内で増やす働きがあり、その結果、毒素が体内にたまっていく」とのこと。

さらに、バクテリアと腸内細胞によってアルコールが代謝されると、アセトアルデヒド(二日酔いの原因)の増加を引き起こすことも明らかになっています。

これが腸の細胞にすき間を作り、リーキーガットを悪化させてしまう原因になります。

リーキーガットとは、腸を保護するバリアが破れて、粘膜が雨漏りしちゃった状態のこと。
いったんこうなると、未消化の食物や毒素がガンガン体内に吸収されて、どんなに健康な食生活をしていても意味がなくなると言われています。

リーキーガットになる原因はいろいろありますが、​​穀類や豆類の摂り過ぎ、スナック菓子の食べ過ぎが主な原因と言われています。

何はともあれ、アルコールもこの状態を引き起こす原因になるので、飲まないに越したことはないですね。

トレーニングの効果を無駄にしないお酒の量

ここで気になるのが、「ねぇ1杯でもダメなの?どうしても飲みたいのに、ホントに1杯もダメなの?」ということですよね。

結論、これは人によります。

先ほど紹介したパレルモ大学などの研究によると、「エクササイズをした後、体重1kgあたり0.5gのアルコールであれば、アルコールによる悪影響が出なかった」とのこと。

体重60kgの人であれば、30gまでならOKということですね。
一般的なお酒には、1杯で12〜14gのアルコールが入っているので、3杯くらいで超えるイメージです。

このラインをキッチリ守るなら、1日2杯までに抑えましょう。

筋トレ後の時間とお酒

ただし、筋トレ直後にお酒を飲むのはオススメできません。

というのも、筋トレ直後は筋肉を修復させるタイミングであり、ここで修復しなかった筋肉は大きくはならないからです。(これを理解した上で飲むならOKです)

筋トレは筋肉の分解と合成を繰り返す行為で、基本的には分解のほうが強くなります。そこに、タンパク質や糖質などの栄養を送り込むことで筋肉が成長します。

つまり、このタイミングでお酒を飲んでしまうと、筋肉が合成されず、「ただ筋肉が壊れているだけ状態」になるわけです。

もしかすると、筋トレ後にお酒を飲みたいなら、筋トレをしないほうが賢いかもしれません。

今日のおまけ

今日のおまけ

これから忘年会です。
「お酒は飲んで2杯まで」を意識しつつ、お肉をたらふく食べます。

では、また。

参考文献
https://nutritionandmetabolism.biomedcentral.com/articles/10.1186/1743-7075-11-26
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2614138/

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