こんにちは、上原です。
2日連続のお休みはいつも通りインドアで過ごし、外には散歩とサイクリング以外出ませんでした。
これは毎回かなり驚かれるのですが、私はかなりのインドア派です。
休みの日は用事がない限りは、冬の猫くらい家の中に篭ります。笑
ただ、ずっと動かないのも体に良くないので、ちゃんと外には出るようにしています。
皆さんも、「休むときは休む、体を動かす時は体を動かす」を意識してみてください。
目次
そもそもサプリは必要か?
さて、本題です。
健康に対する意識が高まってきた昨今ですが、サプリの有無についてはいろんな議論がされています。
「サプリなんてなくて良い!」という人もいれば、「いや、サプリは大事っしょ!」という人もいて、初心者からすると「どっちやねーん」って感じですよね。
結論からいうと、サプリは必要です。
というよりも、必須です。
食事だけでパーフェクトな栄養摂取は不可能
これだけでサプリが必要な理由が分かるのですが、食事だけでパーフェクトな栄養摂取は不可能です。
例えば、野菜は1日350g以上の摂取(緑黄色野菜120g・淡色野菜230g)が推奨されていますが、日本人の平均摂取量は270gと言われています。
ちなみに、350gはこれくらいの量です。
あと70gをクリアするためには、もう1皿分増やす必要があるわけですが、それがキツいのが現状ですよね。
ここで登場するのが、サプリです。
上ポン
サプリを活用することで、推奨量をクリアする。
これで、体がより健康に近づくわけです。
食事だけだとコストがかかりすぎる
また、食事だけで栄養を摂取しようとすると、コストがえげつなくかかります。
特に野菜は時期によって高く、1年を通してバランスよく摂取するのは難しいのが現状です。
ダイエットは継続が大事ですが、毎月切羽詰まったお財布事情だと、どこかで辞めてしまいます。
実際、2014年に厚労省が実施した調査によると、「所得が低い人ほど野菜の摂取量が低い」ということが分かっています。
そう考えると、やはりサプリはオススメです。
私が飲んでるサプリに関しては後ほど詳しく解説しますが、まずはサプリの必要性を理解してください。
皆さんが愛飲しているプロテインも、立派なサプリですからね。
現役パーソナルトレーナーが実際に飲んでるサプリ
では、現在の私がどんなサプリを飲んでいるのか?
まずはわかりやすいように、写真を挙げておきます。
これ以外にも何種類か飲んでいて、それぞれの目的があるので詳しく解説していきます。
EAA
アミノ酸は、必須アミノ酸と非必須アミノ酸に分かれますが、EAAは必須アミノ酸と言われ、9種類の必須アミノ酸すべてを含んでいます。
「これさえ飲んでおけば、タンパク質合成や筋分解を止めることができる」と言えるほどの優れものです。
次に紹介する「BCAAの上位互換」なんて言われますが、イメージとしてはそれで合っています。
ただ、そのぶんEAAはコストがかかります。
ここが最大の難点なので、続けられる範囲で取り入れるのが良さそうです。
・トレーニング前、中
BCAA
BCAAは必須アミノ酸の中でも、バリン・ロイシン・イソロイシンの3種類のみを含んだサプリです。
筋肉を成長させるために1番欠かせないのがロイシンですが、同じ10gをEAAとBCAAで摂った場合では、BCAAのほうがより多くのロイシンを摂取できます。
では、「BCAAだけで良いのか?」と言われると、そうではありません。
詳しい解説はYouTubeをご覧いただければと思いますが、要は両方摂るのがベストってことです。
・トレーニング前、中
マルチビタミン
さっきもチラッと登場しましたが、マルチビタミンは摂りづらいビタミン群の摂取に効果的です。
どうしてもビタミンは不足しがちで、ダイエットにおいてこの状態は避けたいので、かなりオススメのサプリです。
ちなみに、私が飲んでいるマルチビタミンはマカも入っているので、朝飲むと元気が出ます。
・昼食後
イヌリン
こちらも普段摂りづらい食物繊維を摂取するためのサプリです。
・水溶性食物繊維…便が軟らかくなる、便秘と下痢が治る、血糖値の上昇が緩やかになる
上記のように、食物繊維は種類によって効果が違います。
イヌリンは水溶性食物繊維に当たるので、目的に沿って取り入れてください。
・間食時にプロテインと一緒に
ホエイプロテイン
これは言わずもがな有名なサプリなので、説明不要かもしれませんね。
プロテインなしでボディメイクするのは、素手で佐々木小次郎と戦うくらい難しいです。
目的に沿って、適切なタイミングで適切な回数、飲むようにしましょう。
・筋トレ前、後
・間食
・夜ご飯が早かった時の寝る前
カゼインプロテイン
カゼインはホエイと同じく牛乳から作られたプロテインですが、ホエイに比べて吸収が緩やかなのが大きな特徴です。
そのため、満足感が得やすく、減量中にオススメのプロテインと言えます。
・間食
ウエイトゲイナープロテイン
こちらは増量用のプロテインで、タンパク質の含有量がやや少なく、糖質の含有量が多いのが特徴です。
増量中はタンパク質よりも糖質の重要性のほうが高くなるため、こういったプロテインを活用するのはとても効果的です。
・間食
カルニチン・CLA
カルニチンとCLAはどちらも脂肪燃焼効果があるもので、この2つを合わせるとより効果があると言われています。
有酸素運動や筋トレの場合は、運動開始30分前。
運動をしない場合は、食事の15~30分前を目安に摂取すると、脂肪燃焼効果を最大限に高めることができます。
ちなみに、カルニチンは牛肉に、CLAは牛乳に多く含まれています。
・食事30分前(トレーニングがない日)
クレアチン
クレアチンは体のエネルギー源となるATPを作るために欠かせない栄養素です。
また、クレアチン自体にも筋タンパクを合成する効果があるので、トレーニーには欠かせないサプリと言えます。
基本は、トレーニング中に5gを目安にワークアウトドリンクと一緒に摂取する。
トレーニングがない日は、1〜2gを毎食後に分けて摂取する。
この生活を約1ヶ月続けると、体内にクレアチンがローディング(貯蔵)されて、筋肉が分解されにくくなります。
・食後
マルトデキストリン
デキストリンとは糖質のことで、トレーニング中の糖質の枯渇を抑えるために飲みます。
糖質というと嫌悪感を持たれることが多いですが、筋トレ中はどんな人でも糖質が枯渇するので、取り入れたいサプリです。
目安としては、「体重×1g」ですが、トレーニング2〜3時間前に糖質を摂取できている場合は、「体重×0.5g」くらいでもOKです。(増量中は体重×1gが目安です)
グルタミン
グルタミンは、私ちの体に一番多く存在するアミノ酸で、体内の全遊離アミノ酸中60%を占めています。
よくグルタミン酸と間違えられますが、分子構造は似ているものの、効果的にも全く別のアミノ酸です。
体内でも合成されるので、非必須アミノ酸に分類されていますが、「風邪を引いた時」や「疲れが溜まっている時」、「運動をした時」など、体にストレスがかかっている時は大量に消費されます。
そのため、食品からだけではなく、サプリでも積極的に摂取して欲しいアミノ酸と言えます。
・就寝前
ダイエット中にオススメのサプリ
ここまでは私が飲んでいるサプリを紹介しましたが、中には増量用もありましたね。
ですので、「ダイエット中にこれだけは飲んでほしい」というサプリを3つに絞って紹介します。
ちなみに、ホエイプロテインは世界中のダイエッター全員が飲んでいると思うので、選択肢に入れていません。
①マルチビタミン
食事から野菜を摂取することは、減量中においては大事なことです。
ただ、ここまで説明してきたように、すべてを食事で補うのは難しいのが現状です。
そこで、マルチビタミンのサプリを活用し、不足しがちなビタミン群を補いましょう。
マルチビタミンにプラスして、イヌリンなどの食物繊維系のサプリが摂れるとベストですね。
②BCAA
EAAを飲むか、それともBCAAを飲むか問題はややEAA側が優位ですが、個人的には「BCAAで良いのでは?」と思っています。
その理由は、やはり「価格面」です。
ダイエットにおいて価格面はとても大事で、高すぎると続けられません。
同じ量だけ買うとすると、EAAは3〜5倍ほどの値段がかかります。
これを1年以上続けられるなら良いですが、そうでない場合はBCAAで全然OKです。
こちらは私が2年ほど愛飲しているBCAAで、レモンライムかグレープがオススメです。
③カゼインプロテイン
3つ目は迷いましたが、個人的に効果を感じたカゼインプロテインです。
プロテインの種類による吸収スピードの違いは、以下のようになります。
・ソイプロテイン…5〜7時間
・カゼインプロテイン…6〜8時間
私の場合は最低でも6時間、通常は7時間ほど寝るので、そう考えるとカゼインがベストという結論に落ち着きました。
寝る前にこれを飲み始めてから、朝に超絶お腹が空くことがなくなったので、かなり効果を実感しています。
この状態は絶対に避けたいので、寝る前に吸収が緩やかなカゼインの摂取をオススメします。
②BCAA
③カゼインプロテイン
以上の3つだけは、必ず取り入れてください。
そうすれば、確実に理想の体型に近づくことができますよ。
今日のおまけ
サプリに頼りすぎも良くないし、無理して食事だけで達成する必要もない。
何事も、バランスが大事。
では、また。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/dl/h26-houkoku-03.pdf