【有料級】ケトジェニックダイエットのメリット・デメリット【すべて実体験です】

ケトジェニックダイエットを終えた感じたこと

こんにちは、上ポンです。

1週間ぶりにお米を食べました。
美味いっ、美味いっ、美味いっ!(さて、誰の真似でしょう?笑)

ケトジェニックダイエットのメリット・デメリット

ケトジェニックダイエットのメリット・デメリット

さて、本題です。

すでに知っている方が多いと思いますが、昨日で1週間に及ぶケトジェニックダイエットが終了しました。
今日からゴリゴリにご飯を食べています。(ご飯ってなんでこんなに美味しいんだろう。農家さんいつもありがとうございます!)

当初は2週間やる予定でしたが、ちょっと早めに切り上げて1週間で終了しました。
「なぜ早めに切り上げたのか」も含めて、今回の記事ではケトジェニックを実際にやってみて感じたことをタイムリーに書いていきます。

自分で言うのもなんですが、ちゃんとケトジェニックをやっている人って少ないので、かなり有料級の情報です。
少し長いですが、ぜひ参考にしてください。

ケトジェニックダイエットのメリット

まずは、メリットからです。

・お腹周りはスッキリする
・糖質中毒から抜けられる
・質の良い脂質を摂取するクセがつく
・腹持ちが良い
・昼過ぎの猛烈な眠気がない気がする

それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。

お腹周りはスッキリする

流石に写真は載せられませんが、お腹周りは確実にスッキリしました。
これは私が実際に触ってもそうですが、お客様からも「痩せましたね」と言われたので確実と言えるでしょう。

ただ、後でも書きますが、このお腹周りのスッキリした状態を「脂肪が落ちた」と喜んではいけません。
残念ながら、なくなったほとんどが水分です。(脂肪も多少落ちますが、割合的には水分が多いです)

そんなに早く脂肪は落ちませんからね!

上ポン

お腹周りには、内臓脂肪や皮下脂肪の他にも、水分(むくみ)があります。
大会に出るような人なら、これらすべてを落とす必要があるわけですが、私を含めた一般人はそこまでしなくてもOKです。

例えば、「海でモテたい」という目標がある場合、数日前からケトジェニックで糖質を抜き、前日の夜から水分を控えれば、当日に良いコンディションで迎えることができるでしょう。

このように、糖質を調整すればお腹周りをスッキリさせることはできます。
ただこれが、『完全に脂肪が落ちた状態ではない』ということは頭に入れておきましょう。

糖質中毒から抜けられる

あまり見たことありませんが、糖質中毒になっている人の場合、ケトジェニックは有効かもしれません。
というのも、「果糖を摂った記憶は、2週間ほど脳に保存される」と言われているから。

糖質のすべてが果糖ではありませんが、日常的にお菓子やジュースを食べたり飲んだりしている人は、糖質中毒になっている可能性はあります。
この状態を打破するために、ケトジェニックダイエットを期間限定で取り入れるのは効果的と言えます。

2週間だけ我慢するのは1つの手です!

上ポン

また、これは超裏技ですが、逆に気持ち悪くなるくらい糖質を摂るのもオススメです。

私はマラソンを走り終わった後に、ドーナツを10個一気に食べたら、それから9ヶ月経った今でも、全く欲しいと思いません。
たとえミスドの前を通ってあのなんとも言えないジャンキーな匂いがしたとしてもです。

きっと、「小さい頃に食べすぎて逆に嫌いになった食べ物がある」という方は多いはず。
我慢できそうにない方は、この『逆説的糖質中毒脱却法』を実践してみてください。

質の良い脂質を摂取するクセがつく

ケトジェニックダイエットは、脂質の摂取量を全体の7〜8割にします。
そのため、とんでもない量の脂質が必要になります。

いろんな方のケトジェニックダイエットの様子を見ていると、唐揚げやマヨネーズなどを使って、とにかく脂質の摂取量を増やすケースがたくさんありました。
もちろん、やり方は人それぞれですが、これでは健康に悪影響が出ます。

ダイエットしても不健康になったら意味ないですからね…

上ポン

できる限り良質な脂質を摂取する。
これが、健康にケトジェニックダイエットを行う上では、必須の条件です。

・鮭
・アボカド
・卵
・牛もも肉
・鶏胸肉(皮あり)
・MCTオイル

私が実際に食べていた食材たちですが、これらが俗にいう『良質な脂質』です。
こういった良質な脂質を摂る習慣がつくと、ローファットダイエットの時も、健康的に痩せていくことができます。

腹持ちが良い

「糖質と脂質どっちが腹持ちが良いと思いますか?」

正解は脂質で、糖質は血糖値の上がり下がりがあるため、どうしても空腹を感じやすいです。
その点、脂質は腹持ちが良く、無駄な間食を避けられます。

これはダイエットにおいては大きなメリットで、結果的に摂取カロリーを減らせて、体重を落とすことができるわけです。

私のように代謝量が多い人は逆にデメリットですが…

上ポン

昼過ぎの猛烈な眠気がない気がする

これは「かも」で申し訳ないのですが、昼ごはんを食べた後の眠気がいつもよりなかった気がします。

なぜ「かも」なのかというと、私は眠かろうが眠くなかろうが15分ほど仮眠をとるからです。

横になって目を瞑るだけで全身が休まるのでオススメです!

上ポン

「昼過ぎの眠気がヤバすぎて仕事に集中できない…」という方は、GI値の低い主食に変えたり、ケトジェニックダイエットを取り入れたりすると良いでしょう。

ケトジェニックダイエットのデメリット

次は、デメリットについてです。

・筋トレの効果が落ちる
・体重が落ちたと勘違いする
・腸内環境が悪くなる
・ストレスが溜まりやすい
・多分99%の人はリバウンドする
・お金がかかる
・今までよりも水分補給が必須になる

それぞれのデメリットについて、詳しく解説していきます。

筋トレの効果が落ちる

1番のデメリットは、圧倒的に筋トレの効果が落ちたことです。

糖質がない分パワーが出ず、いつもの重量が挙がらない。
そして、持久力がなく、トレーニング時間も短くなってしまいました。

トレーニング時間が短いのは良いことと思うかもしれませんが、それだけセット数が減るので、筋肥大効果は薄くなってしまいます。

ホントにパワーが出なかったです…

上ポン

また、いつもよりできないのに無理をすることで、怪我のリスクも高まります。
減量中なのでセット数を軽くするのが基本ではありますが、なんとも言えないもどかしい感覚がありましたね…

体重が落ちたと勘違いする

ケトジェニックダイエットをすると、ほぼ100%体重が落ちます。
実際私も、1週間で1kg落ちました。

ただ、繰り返しですが、このほとんどが水分です。

ここ大事ですよ!

上ポン

InBodyなどで体脂肪を測ってみると分かりますが、体脂肪がゴッソリ落ちることはありません。

MEMO
1ヶ月ほど続けて上手くケトン体ができると、体脂肪がゴッソリ落ちることもあります。
それと同時に、筋肉も落ちてしまうことがほとんどですが…

これを「イェーイ、体重が落ちた!」と勘違いすると、最も簡単に体重が落ちるような感覚に陥ってしまいます。

某大手ジムの99%がリバウンドするというデータは、日本人全員が知っている事実だと思いますが、これがまさに体重が落ちたと勘違いする事例です。

リバウンドしない方法は後で解説します!

上ポン

腸内環境が悪くなる

先に謝っておきます。もし食事中の方がいれば、ここは飛ばしてください。
少しお下劣な表現が入っていますので。

ケトジェニックダイエットでは、炭水化物の摂取量をほぼ0(目安は20gほど)にするので、食物繊維の摂取量も制限されます。

私の場合は、まいたけ(水溶性)とブロッコリー(不溶性)で食物繊維を摂っていました。
ただ、それでも通常の食事ほどは摂れていないので、腸内環境が悪くなってしまうんです。

ここからお下劣な表現が含まれるので悪しからず…

上ポン

腸内環境が悪くなる判断基準として、おならや便が異常に臭いことが挙げられます。
周りに人がいる時はおならをしませんが、家で1人でいる時にたまにおならをします。

すると、ビックリ。
とんでもないくらい臭いんです。

例えば、おならをした後すぐに強盗犯が家に入ってきたとします。
多分この人、5秒後には倒れています。

ホントそのくらい臭かったんです!

上ポン

流石におならがラベンダーの匂いがする人はいませんが、臭すぎるのは嫌ですよね。
腸は第二の脳とも言われるので、ここの働きが悪くなると身体に悪影響を及ぼすので、そういった意味ではデメリットと言えるでしょう。

ストレスが溜まりやすい

日本人の大半が、日常的にご飯を食べていると思います。
そんな大好きで美味しすぎるご飯を食べれなくなるので、ほとんどの人はストレスを感じます。

私は鋼のメンタルを持った鉄人なので、あまりストレスは溜まりませんでしたが、それでもローファットダイエットをしている時よりは辛かったです。

ストレスが溜まっていくと摂取カロリーが増えたり、身体に良くないギルティなものを欲したりと、良くない方向へ進みがちです。

ストレスが溜まるとダイエットは成功しにくいですからね!

上ポン

ローファットダイエットに比べると、圧倒的にストレスが溜まりやすいので、この後でも書きますが、リバウンドする可能性が高くなってしまいます。

多分99%の人はリバウンドする

以前の記事でも書きましたが、巷で流行っている糖質制限とケトジェニックダイエットは別物です。
知識がない人がケトジェニックダイエットをやると、ほぼ100%リバウンドします。

というのも、体重が落ちたことを脂肪が落ちたと勘違いしたり、目標を達成した後に一気に糖質を摂ったりするからです。

よくあるNG行動ですね…

上ポン

そもそもケトジェニックダイエットは、糖尿病の人のための食事法です。
健常者が無理して取り入れるダイエット法ではありません。
そういった意味ではリバウンドするのは当たり前と言えるかもしれませんね。

お金がかかる

これは意外と盲点なのですが、ケトジェニックダイエットはお金がかかります。
正確には計算していませんが、ローファットダイエットの時よりも1.5〜2.0倍ほどかかったと思います。

私はゴリゴリ独身1人暮らしなので、ある程度は自由に使えるお金がありますが、それでも「ここまでお金をかけるのはちょっとなぁ…」という感じでした。

ホント高かったですね!

上ポン

2週間分しか買っていませんでしたが、これを1ヶ月以上続けるとなると、相当お金がかかります。
そういった意味でも、長く続けられるものではないと言えますね。

今までよりも水分補給が必須になる

もう耳タコだと思いますが、ケトジェニックダイエットでは体から水分が抜けます。
そのため、より多くの水分補給が必須になります。

私は大体4〜5ℓほど水分補給をしているのですが、ケトジェニック中は6〜7ℓほど飲んでいました。

きっと「えっ、ヤバッ!」って感じですよね。
でも、それくらい飲まないと体がカラッカラになって、機能が正常に働かないんです。

私はキツくなかったですが、一般的な人はキツいと思います…

上ポン

また、糖質がないので水分が上手く体内に溜まらないというデメリットもあります。

飲んでも飲んでもどんどん出ていく。でも、喉や体は水分を欲している。
という、何とも言えない状況になるわけです。

普段からこまめに水分補給できている方なら良いですが、そうでない場合、仕事にも影響が出るでしょう。

なぜケトジェニックダイエットを早く切り上げたのか?

なぜケトジェニックダイエットを早く切り上げたのか?

ここまでケトジェニックダイエットのメリットとデメリットを見てきましたが、「なぜ私が1週間早めて終了したのか」気になる方も多いですよね。

「ケトジェニックダイエットは2週間目からがスタート」みたいな意見もあるので、そう思う方がいても不思議ではありません。

結論、私が1週間早く切り上げた理由は、以下の4つです。

①腹筋のボリュームがついていなかったから
②筋トレの効果が下がったから
③長く続けるのが難しいと感じたから
④母がおかずを持ってきてくれたから

これは体験した私だからこそ分かる生の情報です。
ぜひ参考にしてください。

①腹筋のボリュームがついていなかったから

そもそも、私がケトジェニックダイエットを始めた最大の目的は『腹筋を割ること』です。

ケトジェニックダイエットをやる理由ケトジェニックダイエットをやる理由

この1週間で、思惑通りお腹周りのむくみが取れました。

ただ、そこで気づいたんです。
「あれ、俺そんな腹筋なくね?」と。

久しぶりに泣きそうでした…

上ポン

まぁ泣きそうだったのは冗談ですが、割とショックでした。
増量期はお腹周りが少し張るので、「腹筋がある」と勘違いしてしまったんですね。

このままだと、細身で腹筋だけ割れている、通称「お子ちゃま腹筋」になってしまうところでした。
もちろん、お子ちゃま腹筋でも良いという人もいるかもしれませんが、私は『アダルト腹筋』を目指しているので、「これじゃいかん!」ということでストップさせたわけです。

これからは腹筋トレーニングを重点的にやっていきます!

上ポン

②筋トレの効果が下がったから

上でも書きましたが、筋トレの効果が下がりました。

重量が落ちたこと、疲れが早く出たこと。
筋肉を成長させる上では欠かせない要素が欠落してしまったんです。

時間やお金よりも筋肉を失うことを恐れている私としては、これは望ましくない状況です。

やっぱり筋肉の成長に糖質は欠かせませんね!

上ポン

③長く続けるのが難しいと感じたから

1週間やってみて感じたことは、「あー、これをずっと続けるのは無理だな」ってことです。

繰り返しですが、私は鋼のメンタルを持った鉄人マンです。
ただ、それでもケトジェニックダイエットを続けるのは無理だと思いました。

ローファットダイエットなら無理なく続けられます!

上ポン

お客様にはよくお伝えしていますが、ボディメイクは長距離走です。
短距離走でドロップアウトするよりも、自分に合った方法を見つけながら、少しずつでも理想の体に近づけていくほうが良いです。

「このダイエット法は無理だな」と感じたら、おそらくそのダイエット法は自分に向いていないので、別の方法を探しましょう。

注意
ローファットが無理という場合は、今一度食事内容を見直してみてくださいね。
基本的に、間違ったやり方であることがほとんどなので。

④母がおかずを持ってきてくれたから

ちょうど昨日ですが、母がきんぴらごぼうを含めたおかずをたくさん持ってきてくれました。(いつもありがとうございます!)
それで、持ってきてくれたおかずたちが、糖質ちっくなものが多かったんです。

こう書くと、母に文句垂れているような感じがしますが、そうではありません。
むしろ、このタイミングでケトジェニックダイエットをやめさせてくれてありがたいくらいです。

人生にはタイミングというものがありますからね!

上ポン

実は、ケトジェニックダイエットを始める前日にもおかずを何品か持ってきてくれたのですが、これは超小分けにしていただきました。
でも今日からは、何も気にせず食べられます。

「いつやめようかな?」と悩んでいたタイミングだったので、ちょうど良いやってことでやめることにしました。

結論:ケトジェニックダイエットはオススメしない

結論:ケトジェニックダイエットはオススメしない

ここまでメリットやデメリットについてかいてきましたが、私の結論としては『ケトジェニックダイエットをやる必要はない』です。
ついでにもう1つ言うと、『中途半端な糖質制限も不要』です。

これが、科学的な知見と私の体験談を合わせた答えですね。

ケトジェニックダイエットが有効な人

ただ、中にはケトジェニックが有効な人もいまして、それは糖尿病や糖質中毒の人、そして大会前のビルダーです。

病院で糖尿病と判断された人は、有識者のアドバイスのもと、ケトジェニックダイエットを一定間行うのは効果的です。
この時は、中途半端な糖質制限ではなく、ちゃんとケトジェニックを行いましょう。

また、大会前のビルダーがディプリート(糖質を溜めるために一時的に糖質を抜く期間のこと)をするために実践するのはありです。

その他には、ケトジェニックダイエットをすべき人はいません。
これが、私の今のところの結論です。

ケトジェニックダイエットをやる場合の注意点

最後に、ケトジェニックダイエットをやる場合の注意点を2つだけ挙げておきます。

①期間と目的をハッキリする
②反動をつけすぎない

それぞれ、簡単に解説していきます。

①期間と目的をハッキリする

もしケトジェニックダイエットをするなら、期間と目的をハッキリさせましょう。
ここがなぁなぁになると失敗しますし、身体に悪影響が出ます。

また、できる限り有識者の情報を取り入れながら行うのが望ましいです。

②反動をつけすぎない

ケトジェニックが終わった後リバウンドしないためには、反動をつけすぎないことが大事です。

大会が終わったビルダーなら話は別ですが、一般的な人がケトジェニックダイエットが終わったからと言ってバクバク食べると、とんでもなくリバウンドします。

私もこの1週間は維持期間ということで、いつもより少しご飯の量を減らします。

今日のおまけ

今日のおまけ

ご飯、つけ麺、チョコレート、クロワッサンetc
ぜーんぶ美味しかったなぁ。

では、また。

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