お腹周りの脂肪を落とすためにやるべき3つのこと

お腹周りの脂肪を落とすためにやるべき3つのこと

こんにちは、上原です。

久しぶりにランニング定休日を作ったら、次の日がバリしんどかったです。
やっぱり、少しでも良いので走ったほうが良さそう…

ふと思ったのは、これは「トレーニングや運動でも同じことが言えるのでは?」ということ。
毎日ゴリゴリに筋トレしなくても良いですが、意識的に動くのはやっぱり大事ですよね。

というわけで、明日も明後日も、走り続けます!

お腹周りの脂肪は、腹筋をやっても痩せない

お腹周りの脂肪は、腹筋をやっても痩せない

さて、本題です。

「お腹周りの脂肪を落としたい」と願うダイエッターは、2000万人くらいいますが、そのうちの99%の人が、「よし、腹筋トレーニングして、脂肪落としたろ」と考えています。

ただ、残念ながらこれではお腹周りの脂肪は取れません。
むしろ、太って見えるかもしれないくらいです。

実際、サザンイリノイ大学の実験では、6週間、週5のペースで腹筋トレーニングをしても、「何もしなかったグループと比べて、お腹の脂肪、ウエストサイズ、体重に何にも違いが出なかった」という結論が出ています。

これは実際にそうで、腹筋トレーニングは腹筋を鍛える行為。
お腹の脂肪を落とすのは、どちらかというと有酸素運動と食事管理です。

「お腹周りの脂肪を落としたいなら、ちゃんと目的に沿った行動をしよう!」ってことですね。

では、どんなことをすれば良いのか?
その答えが、以下です。

①食事管理
②激しめの運動(HIIT)
③筋トレ

この3つを意識すれば、確実にあなたのお腹周りについている脂肪がゴッソリとれることでしょう。

①食事管理

前回の記事でもチラッと書きましたが、タンパク質と脂質、炭水化物の中で、最もハイカロリーなのは脂質です。
基本的には、この脂質の摂取量を減らす(一定にする)のがベストで、タンパク質と炭水化物はしっかり摂ったほうが良いです。

ただ、お腹周りの脂肪を落とすことでいうと、炭水化物(特に糖質)の摂取量をいつもより減らす必要もあります。
そうですね、具体的にいうと、いつもの8〜9割くらいですね。

もし「私はお米が大好きなんです。なので、どうしても糖質の量を減らしたくありません!」という方がいれば、朝と昼の摂取量を増やして、夜の摂取量を減らしましょう。
これだけでも、無駄な脂肪をつけずに済みます。

②激しめの運動(HIIT)

次に運動ですが、一番オススメなのはHIITトレーニングです。
HIITは聞いたことがある方が多いと思いますが、一応説明しておきますね。

HIITっていうのは、「High Intensity Interval Training(高強度インターバルトレーニング)」の略称で、負荷の高い運動と小休憩を繰り返すトレーニング法のことです。
くびれサーキットで行っているトレーニングが、さらにキツくなったイメージですね。

そんなHIITですが、さまざまな研究で「脂肪を落とす効果が高い」という結果が出ています。
中でも、「普通の運動とHIITはどっちが痩せるの?」を調べたゴイアス連邦大学の研究では、「普通の運動よりもHIITのほうが、脂肪が落ちていた」という結果になっていました。

HIITのやり方や効果に関しては、くびれサーキットのコラムで詳しく書いているので、そちらをどうぞ。

関連記事
【保存版】HIITトレーニングの効果とやり方を徹底解説

ただ、上記の記事からもわかる通り、HIITは全力で行う必要があります。
そのため、本当に効果があるのかは、その人の運動レベル次第ともいえます。

このことから、一般的な運動レベルの人は、以下のことを意識しながら有酸素運動を行うのが良さそうです。

脂肪が燃える有酸素運動の条件
・強度は、隣の人と会話できるくらい
・時間は1回30分で、週に3回が上限
・タイミングは、朝イチがベスト

実際、僕もこれを意識した有酸素をしているときは、脂肪がゴッソリ落ちました。

③筋トレ

筋トレというと、「おいおい、筋トレしたらゴツくなる言うてたやん!」とツッコまれるかもしれませんね。
ただ、ここでいう筋トレは、局所的なものではなく、全体的なもののことです。

『筋肉量を増やせば基礎代謝が上がり、結果的に脂肪が燃えやすい体になる』
これは、なんとなくイメージできますよね。

実際、テヘラン医科大学の実験によると、「有酸素運動と筋トレを比べても、脂肪の落ちやすさに影響はなかった」とのことで、あまり変わらないなら、シルエットも良くなる筋トレをしたほうが良いかなという印象です。

結局は、「食事管理」が1番大事

結局は、「食事管理」が1番大事

ここまで3つほどお腹周りの脂肪を落とす方法を紹介しました。
ただ、1番大事なのは、やっぱり「食事管理」です。

ここを意識しないことには、お腹周りの脂肪は100%とれません。

低脂質か、低糖質か

さっきもちょっと触れたんですけど、お腹周りの脂肪を落とすためには、低脂質にするか、低糖質にするか、という問題があります。

実は、この問題を解決している実験があって、それが、アメリカ国立衛生研究所の実験です。

結果だけお伝えすると、「体重は低糖質のほうが減ったが、体脂肪は低脂質のほうが減った」とのことで、糖質を抜くと体の水分量が少なくなるので、これは当たり前の結果ですよね。

個人的には、脂質をカットする派なので、お腹周りの脂肪をゴソッと落としたい方は、意識してみてください。

お腹が痩せれば、体全体も痩せる

「二の腕を引き締めたい」とか「内もも痩せしたい」というダイエッターに、これまで3000万回くらい出会ってきたんですけど、『部分痩せはできない』というのが、今の研究結果の事実です。
言い換えると、「局所を集中してトレーニングを行ったとしても、それに見合うだけの効果は得られない」ということです。

そして、信じたくない事実が、『お腹周りの脂肪が最後に落ちる』ということ。
ここは、目を背けてはいけない事実です。

ただ、逆にいうと、「お腹周りの脂肪が落ちれば、全身の脂肪も落ちる」ということにもなります。

ぜひ、この記事を参考に、お腹周りの脂肪をゴッソリ落として、全身をスッキリさせましょう!

今日のおまけ

今日のおまけ

またランニングの話ですが、今日久しぶりに朝走ったら、マジで気持ち悪かったです…
起きてすぐ走る人いますが、本当にすごいなと思いました。

ただ、実際に走るのは朝なので、もうちょっとしたら、朝ランニングに移行していこうと思います。

では、また。

参考文献
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21804427/
https://bjsm.bmj.com/content/early/2019/01/23/bjsports-2018-099928
https://www.jacc.org/doi/abs/10.1016/s0735-1097%2819%2933775-1
https://academic.oup.com/advances/advance-article-abstract/doi/10.1093/advances/nmaa090/5893536?redirectedFrom=fulltext
http://www.cell.com/cell-metabolism/fulltext/S1550-4131(15)00350-2

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